Products

あくしゅのプロダクトは 常に未来を照らしています。 AWSに先駆けて開発した製品や 仮想化ネットワークの製品を 世界ではじめて開発してきました 今新しい潮流であるDigitalTwin向けにLiquidMetal製品群をお届けします

DigitalTwinとLiquidMetal

弊社はSDNテクノロジに長期的な投資を行ってまいりました。そのSDN技術をもちいて、既に運用している本番環境などの物理ネットワークを仮想ネットワークとして、クローン(DigitalTwin)を作成することを可能にしました。
その製品がLiquidMetalTM TwinBuilderです。
※ SDN(Software Defined Networking)とは、ソフトウェアを用いてネットワークを制御する技術です。

LiquidMetalᵀᴹ製品群 

LiquidMetalᵀᴹ製品群は、DigitalTwinのコンセプトを適用するためのツールとして開発しています。 ネットワーク技術者、システム管理者の方々に、自由に実験検証できる真の本番環境のクローンを提供します。

LiquidMetalᵀᴹ TwinBuilder

LiquidMetalᵀᴹ製品群の中核であり、ネットワーク技術者、システム管理者の方々に、自由に実験検証できる真の本番環境のコピーを提供 します。このLiquidMetalTM TwinBuilderは、物理16ポート搭載の1Uサーバで提供します。 GUIで自由に仮想ネットワークを構築することができます。

物理ポート搭載のため、LiquidMetalᵀᴹ内で構築された仮想ネットワークに物理ネットワーク機器を組み込むことができます。 仮想ネットワークの設計情報を保存・再読み込みすることが可能なので再試験などでの再現性を高めています。
精度の高いネットワーク構成や設定の事前検証、セキュリティサンドボックスとしての利用など多岐にわたって使用することが可能です。

LiquidMetalᵀᴹ TwinBuilderの機能

LiquidMetalᵀᴹ Enterprise

大規模な運用を行う事業者向けです。LiquidMetalᵀᴹ TwinBuilderの機能を、お客さまのサーバーにインストールして活用いただけます。

LiquidMetalᵀᴹ Cloud(開発中)

LiquidMetalᵀᴹTwinBuilderのハードウェア制限を無くし、ソフトウェアとして活用することができます。 仮想ネットワーク内の機器数などに物理制限がありません。 物理ネットワーク機器との接続については、後述のLiquidMetalTM EXT.HUBを利用することで可能となります。(開発中)

LiquidMetalᵀᴹ EXT.HUB

物理ネットワーク機器のアクティブ監視を行うためのオプション製品です。 LiquidMetalᵀᴹ Inspectorで収集した監視レポートやアラートを視覚化します。

LiquidMetalᵀᴹ Runbook

インフラエンジニア向けに自動実行手順書をWeb APIで連動します。テスト環境と本番環境で同じスクリプトを実行することで、ヒューマンエラーをなくすことで、より安全な運用を可能にします。

過去に提供した製品

OpenFlow1.3を使用した世界で最初のSDNソフトウエアー

OpenVNet(2014)仮想ネットワーク ソフトウエアー 物理ネットワークを変更することなく、その上に自由に設計したネットワークを仮想的に敷設できるオープンソースソフトウェアの製品です。Wakame-vdc同様、ソフトウェアライセンスは無料でご利用いただけます。アドホックなネットワーク設定の変更が可能になるため、この分野の技術はSoftware Defined Network (SDN)として、今注目されています。OpenFlow 1.3に対応しています。

沿革物語「満を持して発表したOpenVNetはまったく売れなかった 」へ 

自社開発の商用化されたクラウド・プラットフォーム

Wakame-vdc(2010)クラウド基盤ソフトウェア 

データセンターへインストールすることで、仮想化されたクラウド環境を作り出せるオープンソースソフトウェアの製品です。ソフトウェアライセンスの費用は一切かかりません。また、EOSLを迎えた等の理由で、サポート切れによる強制的なバージョンアップを促すこともありません。ソースコードは一般に公開されており、自由に改変することができます。また、当社が中心となって、ゼロから開発した製品でもありますので、不明点が一切無いのもご安心いただけるポイントです。 現在もNTTコミュニケーションズ株式会社の「WebARENA VPSクラウド」として使用されています。

沿革物語「 仮想データセンターの製品「Wakame-vdc」」へ

AWSに先駆けてオートスケールを実現したあくしゅの原点のソフトウエアー

Wakame(2009)オートスケールエンジン

AWSなどのクラウドにオートスケールが整備される以前に作成されたソフトウエアーです。現在のクラウドではオートスケールが標準で実装されていることから、必要とされなくなったソフトウエアーです。ソースコードは一般に公開されています。

沿革物語「 AWSとの出会と独自プロダクト「Wakame」の開発」へ

支社のエンジニアのネットワーク運用への使用例

ネットワーク運営会社A社は、全国に支社を持ち自社のネットワーク・サービスをSOHO向けに販売を行っています。その中で、SOHOのお客様がお持ちの独自のネットワーク機器の接続に関する要望が見受けられるようになってきました。しかし、お客様の独自のネットワーク機器の接続の設定や検証をどのように行っていくかや新規導入の円滑化などが課題でした。現在、LiquidMetalᵀᴹ TwinBuilderとLiquidMetalᵀᴹ EXT.HUBを活用いただく営業を行っています。

状況

本社内に設置されたサーバーを使用したサービスを全国各地のSOHOに活用頂いています。 SOHOには、ネットワークサービス機器が接続されており、そのメンテナンスは各支社が行っています。 各々のSOHOのネットワークに接続されている機器は様々で、ネットワーク機器の増設やアップグレードで障害を起こすこともあり、支社におけるメンテナンス・サービスの質の向上が求められています。

問題点

1.新規導入時に既存のネットワーク機器と導入する機器による接続の問題の把握が難しく、設置をしてから起こる障害に対応をすることになってしまいます。

2.機器のアップデート時に、各SOHOのネットワークに障害が起こらないかの事前にチェックを行えないのが問題でした。

3.SOHOが、新規にネットワーク機器の設置を行う場合の事前のチェックを行えないのも問題です。

4.支社では各SOHOのネットワーク接続情報を作成し本社と共有しています。障害発生時などでの、リアルタイムのアップデート情報の共有が速やかに行えないこともありました。

LiquidMetalᵀᴹ TwinBuilderの使用方法

本社にLiquidMetalᵀᴹ TwinBuilderを設置します。支社のエンジニアはインターネット回線を使用して LiquidMetalᵀᴹ TwinBuilderに接続が可能です

新規の支社のSOHOユーザーにサービスを提供する場合

LiquidMetalᵀᴹ TwinBuilderを使用し、ユーザーのネットワークのDigitalTwin(クローン)を支社のエンジニアが作成し、運用を行って行くことができます。 また、各SOHOのDigitalTwinは、本社と支社のエンジニア間で共有ができます。 SOHOの数千社のネットワークサービスが、本社のシステムに接続され運用を行っています。 新規のサービスの設置やアップグレードなどのメインテナンス作業は、ヤマトシステムさま同様に、LiquidMetal TwinBuilder上のクローンでテストを行います。その検証で問題がなかったスクリプトはSOHO担当の支社のエンジニアによって作業を行うことが可能です。 この施策により、ヒューマンエラーによる障害を低く抑えることができます。

支社のSOHOユーザーが新規に自社ネットワーク機器の追加導入を要望した場合

本社のLiquidMetal TwinBuilderに、自社が取り扱うネットワーク機器が接続されている場合は、支社のSOHOのDigitalTwin(クローン)上に本社にある自社ネットワーク機器を設定し検証を行うことができます。検証で問題を解決し、ネットワーク機器の導入を本番ネットワークに行います。

・支社のSOHOユーザーが独自のネットワーク機器の導入を要望した場合

サービスにて採用していないネットワーク機器を、支社のSOHOが既存のネットワークに組み込みたい場合は、支社で支障がないかのテストを行うことができます。

本社でテストを行う場合は、DOCKER コンテナーにネットワーク機器を接続をして行います。しかし遠方の支社のエンジニアが行う場合は、 LiquidMetalTMEXT.HUBを活用し、物理的にネットワーク機器の接続を行いDigitalTwin(クローン)上で設定と検証を行うことができます。

LiquidMetalᵀᴹ EXT.HUBはDOCKER コンテナーと接続され、リモート環境でのネットワーク機器の物理的な接続を可能にします。

LiquidMetalᵀᴹ製品群を使用し本社、支社、SOHOのDigitalTwinを構築することにより、ネットワークの設定と検証を本サービスを使用せずに行うことができます。これによりネットワーク環境の運用を安心安全に行うことができます。

LiqidMetal TwinBuilder スペック